忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

四国行ってきた


金大祭休みを利用して、四国へ行ってきました。
前から四国の標高1000m以上のところとか行きたかったんですが、夏は合宿が北の方になっちゃって行かないし、冬は冬季通行止めになっちゃうので、今しかないと思って行ってきました。



10/31 金沢→箸蔵駅(徳島県三好市)


とりあえず輪行で四国の阿波池田近く、箸蔵という駅まで行きました。

18きっぷがないから交通費がかさむ…。

金沢駅を早朝に出発して、夕方に箸蔵に到着。

ちなみに一つ前の坪尻という駅はめっさ山の中で、な、なんじゃここは!と思ってたら案の定「秘境駅」の一つでした。駅まで続く舗装路はなくて、徒歩で獣道を10~20分程度歩くと国道か市道に出られるんだとか(うぃきぺたんより)。

11/01 三好市→祖谷渓→京柱峠→早明浦ダム→道の駅木の香(高知県いの町)


で、次の日国道32号を大歩危方面へ。

32号はこんな感じの谷間に沿って走ってます。
んで、祖谷口を左折で県道32号、祖谷渓へ。

ここは発電所の辺り。この頃は水面が近かった…

祖谷渓ってのは、まあ、

こういう道が続いて、下見ると

こんな感じになってて、たまに一里塚

があって、有名なこれ↓があります。

もっと下を覗き込むと、

こんな感じ。怖ぇ。
ちなみに、キッズgooにはじかれちゃったりしないように軽く画像処理をしておきました。って古いネタかこれw

あと、県道標識が変なところについてました。

まあ三重みたいに標識自体あんまりなくてガードレールにシールが貼ってあるだけみたいなところもあるし、あるだけマシなのかも。

それにしても地形がキモい…

かずら橋すぎたあたりで晴れて明るくなってきました。

ちなみにかずら橋は「上から見えないかなー」なんて思いながら走ってたらスルーしちゃいました。

で、ついにヨサク(国道439号)の登場。

民家があるところを通り抜けると、こんな感じの道に。


途中で林道との分岐もあります。

国道は道に穴が開いてる方(右折)です。はいはい酷道酷道。


時期が時期なのでたまに紅葉もしてます。


ほぼダートと化している舗装路。
自転車のタイヤ幅ぶんくらいなら舗装が続いているので、ある意味自転車専用道かも笑。ちょっとだけ未舗装路もあったけど。

とはいえたまに展望が開けると景色がいい。

まあ山ばっかりですが。

あと、国道標識についている「東祖谷山村」以降の地名が素敵です。

「おすのうち」、「とんば」、「九度折れざこ」…なんのこっちゃ。
で、これくらい景色が明るくなってくれば峠はもうすぐ…

到着。写真で何度か見たことありましたが、やっぱりこの看板いいですね。


高知側から。国道標識には東祖谷山村とありましたが、合併されて今は三好市になってるそうです。

徳島側と高知側。え、何が違うかって?うーん…


まあ道は酷かったですが、意外にも特に何事もなくたどり着けました。
ちなみに最後軽く下って峠だったんで道の最高所は峠じゃなさそうです。

賞味期限切れたおはぎ食って写真撮ってバリ3すげーとか送ったりした後、勿体無いけど32号に下る。

さっきから道狭いけどちゃんと国道ですよ。この通り、おにぎりもありますw

下りを走ってて思いましたが、高知側のほうが舗装が圧倒的に良いです。道幅的に高知側も酷道だとは思いますが、自転車にとっては車目線の狭さなんてどうってことないんで、下りは非常に快適です。
徳島側の舗装の酷い下りを注意しながら走るより絶対に楽だし楽しいので、京柱峠は徳島側から上って高知側に下るのがオススメですね。上りで酷道を堪能して、峠で和んで、下りで流すって感じです。

そんなヨサクも残念ながら途中から高規格というか、非常にきれいな広い道路に変わりました。京柱トンネル欲しいぜ的な看板が結構立ってましたが、それ関連なんですかね?

ということで再び32号に合流。本山方面へ。
32号は流石に交通量が多かったです。なので吉野川橋の前で県道262号に入りました。
道はめっちゃ狭いんですけど、ほぼ平坦でのんびりしたいい感じの道でした。

で、このあとまたヨサクに戻って早明浦ダムの方へ。

写真奥のほうにある、いかにも谷間を塞ぎましたって感じのダムが早明浦ダムですね。

で、こっから奥吉野渓谷とか言うところを通って国道194号に出て道の駅木の香に到着。
道の駅に今晩のおかずになるようなモノ売ってるだろうと思ったら、ここはレストランと温泉と宿泊施設しかないらしい。しかって言っても宿泊施設まであって結構充実してるわけですが、のじゅかーなので温泉にしか興味はありません。
道の反対側に直売所か何かがあったのでそっちへ行ったら、そっちにもあんまり…。おでんかあめごの甘露煮しかないと言われたので、甘露煮を買いました。ちょっと高い気はしますが、まあしゃーない。

店を閉める直前だったらしく、外のポットに入った熱いお茶もついでにもらえました。ペットボトル変形して変な物質溶け込んでそうでしたが、カイロにもなるのでありがたい限りです。
あめごの甘露煮は冷たいの食べるの嫌だったんで米と一緒に炊いて美味しくいただきました。

この日のルート図


夜は暇なのでついついデジカメの長時間露光で遊んでしまう笑

11/02 道の駅木の香→町道瓶ヶ森線→石鎚スカイライン→仁淀川橋の横(高知県いの町)


さて、ここまできたら行くところは一つでしょう。
西日本最高峰の石鎚山の横をすり抜けていく「町道瓶ヶ森線~石鎚スカイライン」。
なんでも4月~11月しか通行できないらしく、春ツアーじゃ行けないわけで。

てことで寒風山へ向かいます。
寒風山トンネル前でナナメ右に入って行くと町道になります。ちなみに寒風山トンネルは日本最長の無料で通れるトンネルなんだとか。

はい、標高1000mくらいです。写真なかったんで結構すっ飛ばしましたが、500upくらいはした後ですよ。

こんな感じ。国道から離れてグネグネ道で一気に高度を上げる道です。
この先で旧寒風山トンネルを左折してまたどんどん高度を上げていきます。

いきなりダートが現れて「あれ?未舗装じゃなかったはず…」と思ったらカーブ一つ分だけでした。びっくりした。

で、細い道がずーっと続きます。

狭いけど前日のヨサクとは大違いですね。舗装がめっさきれい。

単に穴あけただけのトンネル。
このあと普通のトンネルを何個か過ぎると、

ギリギリまで高いところに作りました的な道が見えます。

こんな感じ。この町道はUFOラインとか言われてるらしいですが、たしかにここならUFOと接触できそ…う?

ふと道沿いに立っていた道標を見ると、

東CrMoですか!これは登らなきゃいかんでしょう!笑
ってことでちょいと登山道へ。熊笹をかき分けてかき分けて…ちょっと登ったところからさっきのところを見ると、

やー。ほんとすごい道。これが町道ってのが信じられない。

で、頂上。

なんかホワイトバランスいじっちゃったらしく、写真がCGみたいになっちゃいましたorz
東黒森からみえる景色はもう山だらけ。四国が如何に山ばっかりかよくわかる光景でした。

頂上にいた人と話してたら「そこに見えるの海だよ」といわれました。
北の方なので、西条市。ほぼ平地なしに瀬戸内海になってるんだとか。しかもきれいに晴れると大山まで見えるそうで。大山っていったら山陰側じゃないすか…すげぇ。

で、そのあとずーっと行って石鎚スカイラインに入ったんですがもう人大杉。
景色もまあすごいっちゃすごいんですけど、11%の下りが続くんじゃあ下りに専念するしかないでしょう。

面河渓の入り口のところ。
なんかスカイラインの一番上のところで、「今年は紅葉が微妙だ」とおじいさまが言っておられたので、とりあえず橋から写真だけ撮ってオサラバ。
紅葉は有峰の方が良かったです。

このあと道の駅みかわへ。ここは今年の春のツアーの最後に寝た道の駅。正確にはここじゃなくて消防署の前のバス停みたいなとこだけど。とりあえず今まで走った道に繋がったわけで。

で、この次の日は四国カルストへ行くつもりだったのですが、天気を調べてみたら微妙…というかちょっと雨かもな感じ。
標高1400mくらいあるし、折角行っても雨なんじゃつまらん。レポートもあるし一日早く帰るか…ってことで今日中に高知に着いて電車に乗ろうと思い頑張ってみた。

大渡ダムくらいで無理かな~と気付きつつそのまま33号を走る走る。佐川まで行ってそこで輪行すれば乗ろうと思ってた高知発の電車に間に合うんじゃないかと思い佐川の駅へ。着いて時刻表をめくると…げ、ちょっと前に出たのがそれだ。そういえばさっき走って行くのを見たなぁ…orz

ということで今日中に輪行は無理。さて、どこまで行くか…金沢にできるだけ早く着くために朝一の電車に乗るとすると、結構高知に近いところじゃないと不味い。けど、高知に近すぎると野宿できん。

考えた結果、"いの"のあたりまで行けば33号で10kmちょいで高知駅だし、かんぽの宿でフロも入れるし、川沿いだから公園かなんかあるだろうと思い再び33号を行く。
どうも夕方になると33号は異様に混むらしく、最後の方はほぼ渋滞になってました。

かんぽの宿で風呂に入って、お土産買って、どっか寝るとこないかと思ったら33号仁淀川橋の前の交差点のところにいい場所発見。きれいなトイレもあるし自動販売機もあるし運動会の時につかうようなテントもあるし長椅子もある。ありがたく使わせてもらいました。

ちなみに、この日は高知県いの町から出発して愛媛県にちょっと入って、また高知県いの町に戻ってきて寝たことになります。あんなに走ったのに、ちょっと不思議な感じ。

この日のルート図


11/03 いの町→高知駅→輪行→金沢


ということで3時ごろに起きて出発。暗いけどこの時間なら車はほぼ皆無。寒いけど山の中(道の駅木の香のあたり)での野宿を考えて防寒具を用意したので、この辺なら余裕です。途中で雨降ってきて濡れた線路で一回こけたり、駅が工事中で入り口がわからず一周したりしたけど、予定通り到着して輪行、一日中鈍行に乗り続けて金沢にかえって来ました。
そうそう、最初に言ってた秘境駅の坪尻。携帯だけど写真とって来ました。

ついでにノートにも一言くらい書いてたり…。

ああ高い。JRさん秋にも18きっぷ出してくださいよ。

----

てことで四国ツアーは終了。こっからちょっと思ったことをば。

四国とか九州は合宿の関係で冬~春にしかいけないんですが、夏とか秋に行ければ楽しいだろうなぁってところがたくさんあります。標高が高いところってすごく魅力的なところが多いのに、冬だと冬季通行止めになったり、そうじゃなくても雪降ったりだとかして、非常に残念です。九州に寒いイメージしかないとかも…ね。

大学祭にいけないのは申し訳ないんですが、金大祭休みの期間って、秋にまとまった時間走れる貴重な期間なんですよね。自分はこれを無駄にはしたくなかった。ちょっと交通費がかかったけど、行けてよかったと思います。
四国カルストへ行けなかったのは悔やまれますが、京柱峠とか、もう最高でした。テント持ってたら峠で野宿したいくらい。絶対に星がきれいだろうなぁ…

ちょっと愚痴ですが、今のチャリ部の人達、部の活動以外で自主的にどっか走りにいく人ってほとんどいませんよね。それがすごく残念に思えます。みんな良い自転車も装備も持ってるのに、それを生かさないなんて勿体無いなあと。
夕霧にトレに行く人とかはいますが、トレーニングを生かすってことはあまりしないようで…
他の大学のサイクリング部のHP見てて、好きな人が集まっていろんなとこ行ってるの見てると、羨ましく思ったりします。つくづく、うちの部はアクティブさが少ないよなぁって。冬になるとトレに出てくる人も減るし。

だいたい、冬に室内トレって言ってやってるけど、他の部を見りゃわかるけどうちのは集まってちょっと動いて位のレベルで、トレなんて大層なものじゃない(自分で追い込もうと思えば追い込めるだろうけど)。
だから、本当はどうだか知らないけど、冬のトレってのは単に「みんなで集まってなんかやろーぜ」っていう活動だと思うんですよね。別にまともにトレーニングを目的にしてるわけじゃない。

あれやりたい、これやりたいっていうのがあればどんどん発言すりゃいいのに、何も言わずに逆にこなくなる。で、トレとしては折角やってるのに人が来ない、じゃあ人が来るようになんか企画しようか…みたいな。何でトレがそんなお客を集めるよーな役をやるのか。部員がやりたくないなら、いっそなくてもいいんじゃないかとまで思います。いや、前言撤回、流石にそこまでは言わないけど、兎に角全体的にもうちょっと活動的になるといいのになーっていう。
あれだ。うちの部のみなさん、メカがとっても苦手らしいから、チャリトレのない今こそメカ学実践とかやればいいと思うよ。

…おっと、なぜかトレとかに話が飛んじゃいました。
四国はいいですよ。うん。すごくいい。住みたいくらい。とりあえず京柱峠はもう一回行きたいですね。UFOラインもすごくいい。今度だれか行こーよ。
PR