NHKで放送された内容に色々議論がされてるそうで、それについてのblog読んでてちょっと面白かったことがあったので。
ムペンバ効果とメディア・リテラシー(情報選択能力)『ムペンバ効果』科学に未検証はあっても、未解明は無いムペンバ効果「水よりお湯早く凍る」論争沸騰 日本雪氷学会で本格議論へムペンバ効果、NHKと反科学うちにはTVがないので実際に見てもいないし、ムペンバ効果についても始めて聞いたことなのであまりいえたものではないのだが、とりあえずこのblogを読む限り、NHKの放送内容には結構無理とか嘘と言われても仕方がないような部分があっただろうなって感じ。
確かに家庭用冷蔵庫で効果が確認できるレベルの現象ならばもっと検証が進んでるだろうし、少なくとももっと多くの人が「ある」と言えるくらいの実験がなされているだろう。NHKの放送では結構強引にムペンバ効果を理由にした進行をしていたらしいが、それほど解明が進んでないらしい&容易に効果が現れるようなものではないらしい現象を理由にした番組制作が間違っていたんだろうと。科学を題材にした番組であるならば、もうちょっと考えることがあったんじゃなかろうかと。
まあ、内容については実際に見てないので、blogに書いてあったことを信用する限りだとそんな感じ。
で、なんというか、話題にしたいのはこの人の書き方ですな。
この人は何度かメディア・リテラシーについて言っている。それについて言っている事はとても正しいと思う。2chだろうがNHKだろうが鵜呑みにできる情報なんてない。これは科学の考え方と同じで、自分が同じ実験をして再現できなければ信用ができないっていうのと同じ。人から聞いただけじゃ信用なんてできんのですよ。(だから実験レポートは実験の方法を事細かに書くようにと指導される。自分の実験を完全に信用してもらうためには相手にも同じ実験をしてもらう必要があるから。)
ただしメディア・リテラシーについて言ってることは正しいんだが、それがわかってる人が何でそういう書き方するのかな?って思うわけ。なんか、「NHKは情報操作をしている」っていう話が何回も、かなり強い書き方で書かれてるもんで、はっきり言ってこれはメディア・リテラシーのテストのような文章。科学的な思考に欠けていて、んでもってメディア・リテラシーについてもちょっと…な人にはこのblogで情報操作がされているはず。NHKが故意に情報操作をしてるのか、知識レベルの問題で結果的にそうなっちゃったのかわからないんだし。
「そんな効果があったら地球温暖化問題解決だよ」みたいなことが書いてあったけど。たぶんこれは「そんな(NHKが言うムペンバ)効果があったら」っていうことなんでしょう。きっと。そうだと信じたい。でも読み方によってはムペンバ効果を完全否定してるような書き方がされてる感じ。「あるはずのないムペンバ効果をNHKがあるように情報操作してる」と読んじゃう人もいるんじゃないかな。
もちろん完全にあるとはいえないでしょう。解明(この言葉については後述)されてないんだろうし。でもそれを「ない」とも言えないってのが科学。某大槻センセは「熱力学の基本法則からありえません」と言ってるそうだが、熱力学自体どこにでも適用できるわけじゃないでしょう。一般的に言う熱力学は準静的変化の考察によって出てきたものだから、その前提に反する条件下で起る現象だとしたら…?世界は準静的変化だけでできてるわけじゃない。それ以外の条件下でミクロな部分だけを見れば「熱力学に反するように見える」現象だって起りうるんじゃないかな。と思う。(間違ってる?)
だからNHKの言うような実験では確認できないだろうけど、存在しないとも言い切れない。たぶんそういう言い方が一番適切だと思うんだけど、どうもすんなりとそういう風に読ませないあたり、この人のblogを読むためにもメディア・リテラシーを高いレベルで要求するような感じがして、面白い。そんな話。
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ところで、この人のいう「解明」がなんか変な気がした。
なんか「仮説が立てられて説明されてるから未解明ではない」みたいなことを言っておられるけど、仮説が立てられるだけじゃ「解明」ではないでしょ。仮説が実験によって正しいと証明されたら「解明」になるんじゃないの?
だからNHKが解明されていないって言ったのは間違ってはいないと思うのだが、そういうコメントを書いてた人への返答は「記事を読んでからコメントしてください」だからなぁ…
こうなるとちょっと別問題だけど、
此処は誰でもが何を書いてもよい2ちゃんねるでも伝言板でも有りません。
はどうなのかと。もちろん、全く関係ないコメントを書いてきたなら別だけど、そうじゃない人に対していきなりその返答はないんじゃないかなぁ。
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と、ここまで書いて気付いた。
(当記事は何ら『学術的なムペンバ効果』に言及したものではなく、あくまでもメディアリテラシーの問題としてNHK放送の範囲で問題提起しています。
学術的な言葉の正確さの問題点については、下記の記事をお読み下さい。
”書くことは考えること ”
『誤解されたので書いておく 』at 2008/07/28 01:39:35
http://www.cml-office.org/archive/121717529480.html)
っていう部分が追加されてたのね。なーんだ。最初に言ってたことに関しては、もうちゃんと書いてあったのか。
でもまあ読み違えそうな文章な気はしたから、とりあえずこの記事残しとこ。